日常生活で歯周病に悩まされないために

歯周病には不快な症状があります。歯肉炎になると、歯ぐきから出血したり、腫れたりする症状が起こりますが、そのまま放置すると、歯槽膿漏のようなさらに深刻な状態に進展する恐れもあります。症状を長く放置するほど、体に及ぼす影響はより一層大きくなります。

歯周病の初期症状や対策の詳細について、当サイト内の各ページをご参照ください。歯周病が疑われる場合は歯科医師に相談しましょう。

歯周病が及ぼす別の影響

世界中で少なくとも成人の約半数が歯周病を経験し、その症状に悩まされていると言われます。さらに、歯周病による影響は身体だけに留まらず、心理的、社会的な点にまで及んでいます。

例えば、歯周病の代表的な症状の一つに口臭があります。人が大勢集まる場や誰かと近い距離で話す時に口臭が気になると、後ろめたさや居心地の悪さを感じ、精神的なダメージにさえつながります。

さらに歯周病の症状が進行した場合は、歯を失う恐れもあり、口の中の違和感や見た目の印象が変わることで、自信を失い、つらい思いをすることもあります。

一方、歯磨きの時やフロスを使用した後に血が混じっていると、その原因について不安を抱くようになります。食事中に歯ぐきから血が出るかもしれないと心配になり、友人と外で食事をすることさえもためらうようになる可能性もあります。

歯周病対策

幸い、歯周病の進行を抑える方法は数多くあります。まずは歯科医師に相談して、症状に合った歯周病対策のアドバイスを受けましょう。

定期的に歯科医院で検診を受けるとともに、自分自身でも健康的な歯ぐきと強い歯、爽やかな息を保つための簡単な対処を行いましょう。歯周病による日常生活への影響を軽減させることにつながります。

  • ハミガキを使用して、1日2~3回、少なくとも2分間ずつブラッシングしましょう。
  • 歯磨きには、ヘッドは小さく、柔らかめで毛先が丸いタイプのハブラシまたは電動ハブラシを使用し、特に歯肉縁(歯と歯ぐきの境目)は念入りに磨きます。
  • フロスまたは歯間ブラシで、歯と歯の間などのハブラシが届きにくい部分の歯垢を取り除きます。

'歯周病が疑われる場合は、歯科医師に相談して症状に適した対策を見つけましょう。